製品情報 ワイヤークリップ

ステンレス ワイヤークリップ

Uボルトのみも扱っております。こちらをご参照ください。

以下、JIS B 2809 -1996 より抜粋

ワイヤグリップの使用基準

 この参考は、ワイヤグリップの使用基準について記述するものであり、本体及び付属書の規定に関連する事柄を補足するもので、規定の一部ではない。

1.グリップは、ロープ径に適合したものを必ず使用する。Sよりのワイヤーロープに鍛造製のグリップを使用する場合、突起の方向が本体図1に示すものとは反対のものを使用するのが望ましい。

2.異種ワイヤロープや異径ワイヤロープを同一のグリップで止めない。

3.重ね継ぎ(参考1図1)は、保持効率が悪いので行わない。

参考1図1 重ね継ぎ

4.3本以上のワイヤロープを同一グリップで止めると抜けやすい。

5.アイ部分には、原則としてシンブルを使用する。

6.グリップの取り付けは、参考1図2のようにU字側をワイヤロープの端末側にする。

参考1図2 グリップの取付方法

7.シンブルのアイに最も近いグリップは、シンブルにできるだけ近づける。また、グリップ終端末部のワイヤーロープの長さは、シンブルの有無に関係なくロープ径の6倍以上とする。

8.グリップの取付間隔 隣接グリップの中心間距離は、参考1表1のように、ワイヤロープのよりの長さにほぼ合致するようにする。

9.グリップの取付個数 よりの長さが長く、かつ、剛性の大きいワイヤーロープ(6x7 3~4ストランドワイヤロープなど)の場合は、規定個数より少なくとも1個多く取り付ける。スパイラルロープの場合は、規定個数より50%以上多く取り付ける。

10.グリップの締付トルク 締付効率は、グリップの取付間隔、取付個数のほか、締付トルクの影響が大きい。適正なトルクで締め付けること。締付けの順序は、端末のグリップから、同一順序で3回以上に分けて順次締めると良い。

11.グリップの増締め ワイヤロープに引張荷重がかかると、径が細くなり滑りやすくなるので、増締めを行うこと。

12.グリップの取付基準 グリップの取付基準は、参考1表2による。

送電線建設技術研究会発行の「送電線工事用索道教本」に準拠